Bonsoir(ボンソワーる・こんばんは)、ノタキラです。
今日は読書投稿、第2弾、『RANGE』です。
この本は、僕がこの1年間で読んだ本の中で最も面白く、気づきの多い本だったと言えます。そこのあなたも、きっと読んだら、素敵な気づきがあることでしょう!
それでは、どうぞ!
〜目次〜
フェデラー!タイガー!ナイスガイよぅ!
1.経験の数が物を言う
2.アナロジー思考を獲得せよ
3.遅すぎると思わず始めよ
フェデラー!タイガー!ナイスガイよぅ!
『RANGE〜知識の「幅」が最強の武器になる〜』
デイビッド・エプスタイン
デイビッド・エプスタイン
まず、ざっと概要を。
子ども時代の過ごし方には、大きく分けて2通りがあるとします。
・ゴルフやピアノのトッププレーヤーになるためにその競技や楽器に専門特化して早期教育を受ける。
・スポーツや音楽や趣味を特定のものに限らず様々な経験を積んでいく時期を過ごす。
・スポーツや音楽や趣味を特定のものに限らず様々な経験を積んでいく時期を過ごす。
『RANGE』の著者は、前者のような早期教育の効果は認めつつも、後者のような様々な経験を積んできた人が、これからの先行きが不透明な時代の「開かれた」課題に対応できる創造性を持つという仮説を立てています。
また、早期教育の重要性が『GRIT〜やり抜く力〜』という本の広がりとともに、過度に強調されていると著者は述べます。
『GRIT』は、特定のゴールに向かって努力を積み重ねる、やり抜く力を取り上げている本です。
『GRIT』は、特定のゴールに向かって努力を積み重ねる、やり抜く力を取り上げている本です。
著者は「GRIT」に対抗する、特定のゴールに縛られない「RANGE」(知識の幅)の重要性を、いくつもの例を通じて論証しています。
その中には、タイガー・ウッズに対するロジャー・フェデラーの幼少期の過ごし方などもあります。
さらに、「RANGE」は子ども時代だけでなく、大人になってからの経験によっても広げられると述べられています。
それらの例は、豊富にして興味深いものばかりなので、この本1冊で得られる知識や気づきの数に、この本を読んだ自分自身、驚いています。
ざっと概要はこんなところです。
それでは『RANGE』を読んで気づいたこと考えたことを書いていきます。
1.経験の数が物を言う
「GRIT」型にしろ「RANGE」型にしろ、経験して考えた数が多い方が、様々な分野で高い能力を発揮することができるのだなぁと思いました。
というのは、ある特定の分野(野球にしろ、サッカーにしろ、ピアノにしろ)だけに特化した人の中には、新しい経験を積んだり、新たな考えを学んだりせずに、惰性で過ごしている人が結構多いのではないかと思うからです。
もちろん、一つの分野を極めていく中でも、次々に新しい課題や難問に取り組み続けている人はいると思いますし、そのような人は成果を上げ、すでに頭角を現していることと思います。
そんな人が「GRIT」型の人の中での成功例となると思います。
そんな人が「GRIT」型の人の中での成功例となると思います。
一方、「RANGE(幅)」をもって経験を積むことの良い点としては、幅を広げるには、必ずやったことがないことに取り組むことになり、結果、惰性で経験を積んでいると錯覚することなく経験値を積めるということです。
経験の幅が、経験の数、すなわち成長の機会を増やすことに貢献する。
だから、経験の幅を広げることが大事なんだと。
経験の幅が、経験の数、すなわち成長の機会を増やすことに貢献する。
だから、経験の幅を広げることが大事なんだと。
2.アナロジー思考を獲得せよ
上記のように「RANGE(幅)」をもって経験を積んでいると、分野が違うために異なるものに見える課題でも、同じような構造があると分かり、未経験の分野にかかわらず、課題を容易に解決できることがあります。
違う事象から同じ構造や特徴を見つける思考、それがアナロジー思考なのです。
アナロジー思考は、様々な知識や経験がある方が培われやすく、さらに複数人で課題に取り組む際には、経験やバックグラウンドが多様な人々が平等に意見を述べられるグループの方がアナロジー思考が生まれやすいとされています。
アナロジー思考は、様々な知識や経験がある方が培われやすく、さらに複数人で課題に取り組む際には、経験やバックグラウンドが多様な人々が平等に意見を述べられるグループの方がアナロジー思考が生まれやすいとされています。
例えば、アイスホッケー一筋の選手よりも、サッカー経験のある人の方がアイスホッケーでクリエイティブな動きができ、トップダウン式の官僚組織よりも、多様な経歴が集まるボトムアップ式のベンチャー企業の方がイノベーティブなアイデアを出せます。
このように、アナロジー思考は、経験の幅を通して生み出されると言えます。
3.遅すぎると思わず始めよ
さて、どのように「RANGE(幅)」を広げていくかですが、気になる人も多いでしょう。結論から言えば、とにかく、やったことのないことをやり始めればよいのです。さらに、やりたいことは、やり始めると見つかることが多いとも本には示唆されています。
「いやいや。そうは言っても、やったことのない分野のことなんてできるか分からないし、いまさら新しいことを始める歳でもないしな」という人も多いでしょう。
『RANGE』の著者は、遅すぎると思わず始めるように促しています。
始めることで新たな経験を積むことができ、視野も広がりアナロジー思考もできるようになってくる。いいことづくめですね、新しいことに挑戦するというのは。やらない理由がない!は、言い過ぎですかね。
本当は、本に書いてある言葉そのままではないのですが、あえてノタキラの言葉でまとめてみました。複数の視点から「RANGE」理論を見るとより理解も深まるのではないかと思ってのことです。実際、どんな言葉がどのような展開で書かれているかは、本を読んでのお楽しみ、ということで。
P.S.
「そんなこと書いているけど、ノタキラは「RANGE」を広げるために何かに挑戦しているのかよっ!?」って思う人もいると思います。厳しいご意見、ありがとうございます。批判は成長のエネルギーです(こういうのがウザいんですよね。「なら、やるな」って??でも、やる。それが、ノタキラなのです!サクラ大戦みたいだなぁ)。
脱線から戻ると、いま取り組んでいることを下に挙げておきます。
・ブログ(重い腰を上げて遂に始めました)
・ピアノ(学生時代、音楽が苦手。ましてや演奏なんて…)
・英会話(スピークバディで絶賛訓練中。このアプリ使用感は後日ブログに)
などなど。
・ブログ(重い腰を上げて遂に始めました)
・ピアノ(学生時代、音楽が苦手。ましてや演奏なんて…)
・英会話(スピークバディで絶賛訓練中。このアプリ使用感は後日ブログに)
などなど。
これからも『RANGE』で学んだことを人生に活用していく所存であります。
みなさんも、Let’s try anyway!
みなさんも、Let’s try anyway!
「読書:『RANGE』」は、そんな感じ。
fin.