「できる」と「できている」は違う


Bonjour!ノタキラでーす。
ゴールデンウィークに突入で、レジャーや旅行でわくわくという読者の方も多いと思いますが(そもそも読者が少ないって?その通り。)、ノタキラはブログを更新しますよー!

本日の記事は、やる気、モチベーション、スキルアップについて書いています。連休、モチベ、テンション爆上げで、Here we go!

「できる」と「できている」は違う

「できる」と「できている」は違う。「できる」というのは、能動的で意思を伴う。料理ができるというのは、自分ができていなかったことができるようになったことを言う。

「できている」は、行動が行われているのを示すだけだ。原則的には存在ができているや呼吸ができているとは言わない。生まれたときから存在も呼吸もできているのだから。もちろん呼吸ができなくなって、また機能が復活したら、一時的にできていなかったことが「できるようになった」と言うことはできる。

少し厳密性に欠ける例になるが、生まれたときや幼いころから意識せずともできていることは、「〜ができる」とは言えない。もちろん個人の範疇においてだが。他の人から見たら、あの人は〜ができると言えるが、本人はできるというよりやっている、できているの感覚なのである。ネイティブに対して、あなたは母語ができるんですねとは言わない。できているのだから。失礼である。

やれる!やれた!やった!

つまり、何が言いたいかというと、できていることをやるのが新たな経験や勉強の対象にはならないということだ。できなかったことができるようになって「できる」と言える。それこそが、できることを増やすことであり、成長なのである。

反対にできることができなくなることは、復活の見込みがあるならばスランプや「怪我」であり、見込みがないなら衰退である。できていたことができなくなるのは、できることを失うよりも深刻である。できていない状態を経験したことがなく、どのようにしたらできるようになるのかがより不明確だからだ。

上記を踏まえると、人生の目的を成長と定めた場合、「できないこと」を「できるようにすること」が大事で、「できなくならないようにすること」もまた大事である。できていることを経験したり、勉強したりするのはただの暇つぶしである。もちろん退化しないように維持するのはできなくならないようにする上で、意味のある行動である。

私の強みは、強みを認識していることですっ!

勉強は知らないことを知り、表現できなかったことを表現できるようにすることというのは、当たり前だろうと思うかもしれない。だが、人は意識せずともできていることに勉強と冠して時間をかけて取り組んでいることが多い。

昨今の「強みは意識せずともできていること」「強みにフォーカスして時間をかける」という言説を誤って結びつけ、できている楽なことに時間を費やして過ごしているのだ。

勉強とはできないことをできるようになること。強みとしている分野でもまだできないことは、まだまだある。強みがわからない人が「他人にできていないことができていることが自分の一つの強み」という認識ができ、自信がもてるようになるのはいいことだ。

あなたの可能性に10秒ください。

しかし、それで終わっては、認識できただけで次がない。自信を得たら、人に積極的に話しかけたり、面接で自身をうまく説明するように試みたり、強みとする分野の知見を掘り下げ、弱みを克服する計画を立てたりするのが良い。成長とは止むことのない継続によってもたらせるものなのだ。行動せずに現在の状態に安住しているのは、甚だしい機会損失である。

できなかったことをできるようにする。辛いかもしれないが、「できてないこと」を認識する。それが強みであると評価を受ける分野、強みと思っている分野でも、できていないことは星の数以上ある。できないこと、できていないことを見つけ、それの改善に取り組むことこそ、成長への基本原則である。もちろん、できるようにしたいことは、目的や理想に合致する対象である必要があり、健康になりたいのにタバコが吸えるというのは違う。オシャレになりたいからファッションアイテムとしてタバコが吸えるのは目的合致である。

ともあれ、できないことに10秒でいいから挑戦してみることだ。どうせできないから。それで諦めたり、別の分野に移ったりするか、できるようになるまで頑張るかは、自分の指針に照らし合わせて、それが時間と労力を投資する先として適切か判断してほしい。大事なのはできないことを見つけたら、先に行動して、それから継続して取り組むか判断すべきだということだ。

Feat.『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』

「「できる」と「できている」は違う」は、そんな感じ。

fin.

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